2月11日発売予定<20thアニバーサリーパック2nd Wave>に収録予定の新規カード『エンタメデュエル』を考察します。ロマンあふれるカードではありますが、果たしてその実用性は??
<エンタメデュエル>
簡単に要約すると・・・思わず「すげええええええ」と言ってしまうようなスーパー神プレイをしたプレイヤーは2枚ドローできる効果を持ちます。しかも自分だけではなく相手のスーパープレイも賞賛していくスタイル。
スーパープレイの内容は
①レベルの異なるモンスター5体を同時に特殊召喚
②自分のモンスター1体が5回戦闘
③チェーン5以上でカードの効果を発動
④サイコロ、コイントスを1ターン中に合計5回やる
⑤自分のライフポイントが500以下になるダメージを受ける
これらがコナミ認定のエンタメデュエルの定義であり、このカードを使いこなせればエンタメデュエリストとして尊敬を集められる・・・かもしれない。
まず『エンタメデュエル』という名前ですが、『エンタメ』『デュエル』共にカテゴリ化されておらず、サーチャーも存在しません。ただしフィールド魔法なので『テラ・フォーミング』等によるフィールド魔法サーチには対応しています。
①の条件は難易度高め。そもそも違うレベルのモンスターを複数体動時に召喚できる方法は限られており実用性も微妙です。狙うのであればペンデュラム召喚、あるいはソウルチャージ等でしょうか。
②の条件はモンスター1体による複数回攻撃。例えば代表的なカードとしては『武神帝-スサノヲ』『月光舞猫姫』などがあります。ただ5回も攻撃できるということは基本的にはキルを狙えるはず。その状況で2枚ドローできても・・・というのが本音。
③の条件はチェーン5以上の達成は比較的容易で1番現実的。具体的にはみんな大好き【チェーン・バーン】で狙うことができます。ただ自分がチェーンを重ねるということは相手にもチェーンされてドローされる可能性もあるので若干リスキー。
条件④のサイコロ/コイントス5回は現実的ではありません。そもそもギャンブル系のカードは運要素が強く、明確なカテゴリとして展開されたこともないので非現実的なものばかり。
⑤の条件は俗に言う「鉄壁」状態になること。これは基本的に相手依存ですし、自分で自身のライフを削るのも非現実的。
ただでさえ条件の達成が困難なことに加えて『エンタメデュエル』には他の効果がないので、1回条件達成できたとしても1アドとれるだけ。現環境であればアドを取るカードは腐るほどありますし、それほど難しい条件をクリアする必要はありません。
<結論>
このカードはたった1アドを取るために必要な条件が厳しすぎますし採用は現実的ではありません。ロマンがあって楽しそうなのですが・・・残念ながらネタカードの域を脱出できていませんね。
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